二十八宿・二十七宿における「氐」「氐宿」
吉凶は二十八宿のおいては「結婚・開店・結納・酒造りに吉、着始めに凶」とされていますが、二十七宿では若干異なっています。
二十八宿・二十七宿における「氐」「氐宿」について詳しく解説します。
氐・氐宿の詳細と吉凶
日本において二十七宿は暦ではほぼ見なくなり、暦における「氐・氐宿」と言えば二十八宿を指すことが多くなっています。
- 二十七宿：インドが発祥
- 二十八宿：中国で作られたもの
ともに同じ星座を指しています。
二十八宿にせよ、二十七宿にせよ、インド・中国版の星座占いです。
氐宿 詳細
- 四神：東方青龍
- 読み方：ていしゅく
- 読み方（訓読）：ともぼし
- 現在星座での概略位置：てんびん座
- 距星：てんびん座α星
- 二十七宿 漢訳名：氐宿・善格宿
- 梵名：ハスタ
二十八宿における氐宿の吉凶
- 吉：結婚・開店・結納・酒造り・移転・種まき
- 凶：着始め・造作（家を建てたり増改築すること）
掲載されている書物によって、吉に移転や開店、種まきが無い場合もあります。凶に関しても造作（家を建てること）が無い場合もあります。
二十七宿における氐宿の吉凶
- 吉：穀物や果樹の種蒔き、酒造り
- 凶：建物の増改築、乗り物を動かす事
二十七宿は占星術として性格診断にも使われています。
氐宿に生まれた人の性格は「神仏を祀る事を好む。善良で王侯や君主の寵愛を受ける。財産に富む。知性的」とされています。
二十八宿・二十七宿 氐宿の共通の吉凶
二十八宿・二十七宿、どちらにも共通している吉凶は下記の通りです。
- 吉：種まき・酒造り
- 凶：家を建てる・増改築
二十八宿・二十七宿における氐宿の配置
二十八宿の氐宿は、申の日・子の日・辰の日の土曜日に配置されます。
1年で13回（稀に14回）が氐宿となります。
二十七宿の氐宿は、旧暦の1日に特定の二十七宿を配置して、あとは二十七宿の順番通り並べます。なので特定の曜日に集まるということはありません。
1年で12～15日が氐宿となります。
参考までに2021年の氐宿は、二十八宿が13日・二十七宿が14日となっています。
氐宿・氐に関すること
氐宿・氐に関することを記していきます。
氐宿に関する注意点
「氐宿」で検索すると出てくる検索結果は二十七星に基づく宿曜道・占星術の結果がほとんどです。
日本で一般的な二十八宿の「氐宿」ではないため、全く別物です。
二十八宿の氐宿に関する情報はほとんど出ていません。
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