草木萌動(そうもくめばえいずる)は、七十二候の第六候の季節(略本暦による呼び名)です。
雨水の末候となり、「草木が芽吹き始める」という意味になります。
草木萌動について詳しく説明します。
草木萌動の読み方と詳しい意味
草木萌動の読み方は下記の通りです。
- そうもくめばえいずる
そうもく(草木)は「くさき」とも読めますし、「萌」は、草木が芽を出すという意味もあります。萌動は「草木の芽の萌え出ること。転じて、物事のきざすこと」という意味があります。
3月に入って、草木が芽吹き始める様子を見事に伝えている候になっていますね。
草木萌動-雨水の末候の時期
草木萌動の時期・期間は概ね3月1日から3月4日ころです。
正確な期間は下記の通りです。
- 2021年:2月28日~3月4日
- 2022年:2月28日~3月4日
- 2023年:3月1日~3月5日
- 2024年:2月29日~3月4日
- 2025年:2月28日~3月4日
二十四節気は年によって期間が変わるため、七十二候もそれぞれ期間が年によって変化します。
草木萌動の中国(宣明暦)の名称と意味
二十四節気・七十二候は元々中国で生まれたものです。二十四節気はほぼそのまま中国での書き方ですが、七十二候は中国のままだと意味が通じない部分や日本らしくない部分があり、江戸時代に入って渋川春海ら暦学者によって日本の気候風土に合うように改訂され、「本朝七十二候」が作成されました。
現在では、1874年(明治7年)の「略本暦」に掲載された七十二候が主に使われています。
元々の中国(宣言暦)の七十二候は下記のようになっています。
- 名称:草木萌動
- 意味:草木が芽吹き始める
「草木萌動」は日本でも中国でも同じものとなっています。
草木萌動に関すること
草木萌動に関することを紹介します。
草木萌動の季節感
草木萌動は100年以上前に考えられたもので、今の季節感にあっているかとと言えば北東北や北海道を除けば概ねあっていると言えます。
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