9月1日には、多くの記念日が登録・制定されています。
91という数字の並びからあまり語呂合わせは想像できませんが、どんな記念日が登録されているのか紹介します。
防災の日
1923年(大正12年)の9月1日午前11時58分、関東地方をマグニチュード7.9の大地震が襲い、死者・行方不明者14万人という大災害となりました。
この日を忘れることなく災害に備えようと、閣議決定により1960年(昭和35年)から防災の日が制定されました。
江ノ電の日
1902年(明治35年)9月1日、藤沢 – 片瀬(現・江ノ島)間を開業したことを記念して、江ノ島電鉄株式会社が江ノ電の日としています。
現在は鎌倉から藤沢まで運行しており、地元の人から観光で訪れた人まで、多くのファンがいる鉄道となっています。
イオンタウンの日
千葉県千葉市に本社を置き、ショッピングセンターの開発と運営などを手がけるイオンタウン株式会社が制定しました。
同社の経営理念を具現化するために「イオンタウンと地域がこれからのまちづくりや交流についてともに考える日」として活用するのが目的です。
日付はイオン株式会社とダイワハウス工業株式会社の共同出資によって設立されたロック開発株式会社が2011年9月1日にイオンタウン株式会社に社名変更を行ったことからです。
2021年の10周年を記念して2021年に制定されています。
モンモリロナイトの日
国産粘土(クレイ)モンモリロナイトを基材としたスキンケアやボディケアの商品を製造販売する株式会社粘土科学研究所が制定しました。
モンモリロナイトは汚れを落とす、うるおいを届ける、乾燥から守る力があるためスキンケアとの相性が良い素材です。
同社のすべての製品に配合されているモンモリロナイトクレイの魅力を、記念日を通してより多くの人に知ってもらうのが目的です。
日付は901で「ク(9)レ(0)イ(1)」と読む語呂合わせからです。
九一庵の日
長崎県大村市に本拠を置き、豆腐の製造販売を手がける九一庵食品協業組合が制定しました。
同組合は1995年に「九州で一番の豆腐屋さんになろう!」の合言葉をもとに長崎県内の豆腐屋5社が合併して誕生しました。
「一粒の大豆から命をつなぐ」を理念に掲げ、素材、水、味、健康にこだわった安全でおいしい豆腐を九州全域だけではなく、関西・関東まで毎日届けています。
九一庵(きゅういちあん)という社名を広く正しく知ってもらうのが目的です。
日付は社名の九一庵から9月1日としたものです。
だじゃれの日
「だじゃれは世界を救う」を合言葉に、だじゃれを活用して世の中に笑顔と希望を拡げることを目指す一般社団法人だじゃれ活用協会が制定しました。
「ク(9)リエイティブかつイ(1)ンパクト」があるだじゃれは、人と人とのコミュニケーションをより豊かなものにしてくれる「無形文化遊具」であり、だじゃれが秘める無限の「吸(9)引(1)力」を活かし、生活に彩りと潤いをもたらすことで世の中に「救(9)い(1)」を届けたいとの願いが込められているそうです。
日付は前記のような語呂合わせから9月1日としたものです。尚、同協会の設立は2014年9月1日です。
大腸がん検診の日
大腸がんに関する調査研究事業、検診の受診啓発事業などを行う「特定非営利活動法人ブレイブサークル運営委員会」が制定しました。
がんによる死亡原因の上位である大腸がんは、早期発見、早期治療で95%以上の人が治るといわれており、年に1度の検診を行うことでその命を守ることができるそです。
記念日を通じて大腸がん検診についての理解を深め、検診を受診してもらうことが目的です。
日付は、日本対がん協会が提唱する「がん征圧月間」が9月であり、その初日である9月1日としたものです。
CROの日
一般社団法人日本CRO協会が制定しました。
CROとはContract Research Organizationの略で、製薬会社が行う医薬品の臨床試験や承認審査などについて受託、代行を行う医薬品開発受託機関のことです。
CROの意義を協会の会員が再認識し、今後の発展に寄与することが目的です。
日付は同協会が1994年9月1日に発足したことからです。
しゃぶしゃぶ・日本料理 木曽路の日
愛知県名古屋市に本社を置き、数多くの飲食料理店を全国で展開する株式会社木曽路が制定しました。
同社の主要業態の「しゃぶしゃぶ・日本料理 木曽路」が提供する料理の魅力をより多くの方に知っていただくのが目的です。
日付は「しゃぶしゃぶ・日本料理 木曽路」の一号店がオープンした1966年9月1日からです。
株式会社木曽路では他に、木曽路「肉の日」(2月9日)、木曽路「ふぐの日」(2月9日)、木曽路「しゃぶしゃぶの日」(4月2日)、木曽路「すきやきの日」(4月8日)を記念日登録しています。
ESWLの日
世界各地に拠点を持つグローバル医療機器メーカーの日本法人「ドルニエメドテックジャパン株式会社」が制定しました。
同社が輸入販売し、尿路結石の治療に用いられる体外衝撃波結石破砕装置(ESWL)の有効性を多くの医療機関関係者、患者の人たちに知ってもらうのが目的です。
日付は北海道札幌市の三樹会病院で日本で初めてEWSLによる治療が開始された日(1984年9月1日)に由来しています。
望菜の日
調味食品、保存食品、飲料など、さまざまな食品の製造、販売を行うカゴメ株式会社が制定しました。
地震などで被災したときの避難生活で不足しがちなのが野菜、健康維持のためにも被災時に「保存できる野菜」といわれる野菜飲料や野菜スープを備蓄食料に加えてもらうのが目的です。
日付は望まれるに野菜の菜で「望菜」(ぼうさい)と読むことから、同じ読み方のもしものときに備える意識が高まる9月1日の「防災の日」にしたそうです。
ギリシャヨーグルトの日
日本で初めてギリシャヨーグルトを発売した森永乳業が制定しました。
ギリシャヨーグルトは水切り製法でヨーグルトの水分を取り除いた濃厚な味わいが特長です。
日付は同社から日本初のギリシャヨーグルト「濃密ギリシャヨーグルト パルテノ」が発売された2011年9月1日からです。
こいまろ茶の日
日本茶の製造販売などを手がけ、京都府宇治田原町に本社を置く株式会社宇治田原製茶場が制定しました。
濃い緑色とまろやかな味の両立を独自の技術と製法で実現した緑茶である自社製品の「こいまろ茶」のPRが目的です。
日付は9と1で「急(9)須で淹れるお茶で一(1)番親しまれる」ことを目指しての語呂合わせと、2003年の9月1日に発売を開始したことからです。
ねんどの日
かたまりを手で延ばしてさまざまな形に細工ができる粘土、その粘土を使って子どもたちの創造力や想像力を育むための活動を行っている粘土アーティストで「ねんドル」と呼ばれる岡田ひとみさんが制定しました。
岡田さんは粘土のミニチュアフード作りなどで知られる。日付は9と01で「クレイ」(英語で粘土の意味)と読む語呂合わせからです。
防災用品点検の日
関東大震災の起きた9月1日をはじめとして、季節の変わり目となる年4回(3月1日・6月1日・9月1日・12月1日)の日に防災用品の点検を行い災害に備えようと、防災システム研究所の防災・危機管理アドバイザーの山村武彦氏が提唱しました。
電池、非常用の飲料水、非常用食料、消火器、避難ロープなどの防災用品の点検の大切さを呼び掛けています。
キウイの日
夏の暑さで疲れがたまっている体や、弱った肌をいやすキウイフルーツ、「元気フルーツ」と呼ばれるキウイを食べて多くの人に健康になってもらいたいと、ニュージーランド産キウイフルーツの輸入、製品管理、マーケティング活動などを行っているゼスプリ インターナショナルジャパン株式会社が制定しました。
日付は9と1で「キウ(9)イ(1)」と読む語呂合わせからです。
ファミ通の日
ゲーム情報誌の「週刊ファミ通」を出版する株式会社KADOKAWA Game Linkageが制定しました。
同誌を通じてゲームの魅力を多くの人に知らせるのが目的です。
日付は「ファミ通」の語呂合わせでは8(ファ)月32(ミ通)日となることから、8月32日=9月1日と見立てたものです。
ゲーム情報誌ならではの遊び心のある決め方です。
マテ茶の日
鉄分、ミネラル、カルシウムが豊富に含まれ、紅茶、コーヒーとともに、世界三大飲物のひとつとされるマテ茶の普及を目的に日本マテ茶協会が制定しました。
日付はマテ茶の生産国であるアルゼンチンで、その年の収穫祭が9月1日に行われることからです。
レビューの日
1927年9月1日、宝塚少女歌劇団が日本初のレビュー「モン・パリ」の初演を行ったことを記念して宝塚歌劇団が1989年に制定しました。
喫煙所サイネージの日
動画マーケティングを中心とした広告事業を展開する株式会社ニューステクノロジーが制定しました。
同社は株式会社コソドと共同で東京都内のオフィスビルを中心とした喫煙所に設置したモニターを通して動画広告やオリジナルコンテンツを配信するサイネージメディア「THE SMOKING ROOM VISION BREAK」を展開しており、このサイネージ事業をより多くの広告関係者、喫煙所を利用するビジネスパーソンに知ってもらい、活用してもらうことが目的です。
日付はサービスを開始した2021年9月1日からです。
クレイ美容の日
大阪府大阪市に本社を置き、化粧品、美容関連商品の企画開発、製造販売などを手がける株式会社I-ne(アイエヌイー)が制定しました。
同社のブランド「DROAS(ドロアス)」は「泥の恵みで、明日の美しさを育む。」をコンセプトに、泥を配合したプロダクトを展開するクレイビューティ―ブランドです。
泥の持つ機能を活かしたクレイ美容の良さを、より多くの人に広めていくのが目的です。
日付はクレイ美容の「ク(9)レイ(01)」の語呂合わせで9月1日にしたそうです。
ふくしま夏秋きゅうりの日
夏秋(かしゅう)きゅうりの一大産地をエリアに持つ福島県福島市のふくしま未来農業協同組合(JAふくしま未来)が制定しました。
同組合は機械選果場の整備、独自の取り組みなどにより新規就農者の増加を図り、2023年度の夏秋きゅうりの販売額が日本一になりました。
ふくしまの夏秋きゅうりの美味しさをPRするのが目的です。
日付は販売額が日本一になったことと、きゅうりの形が1をイメージさせることから、収穫期である7月、8月、9月のそれぞれ1日を記念日としたそうです。
えいようかんの日
三重県津市に本社を置き、あずき製品、アイス、和菓子など、さまざまな食品を製造販売する井村屋グループ株式会社が制定しました。
同社の「えいようかん」は備蓄保存用に最適な賞味期間が5年間と長い羊羹で、手軽にカロリー補給ができるそうです。
万一の災害に備えて「えいようかん」のような備蓄食品の定期点検を行うとともに、消費した分を補充するローリングストックに対する意識を高めてもらうことが目的です。
日付は「防災の日」の9月1日をはじめとして、年4回(3月1日・6月1日・9月1日・12月1日)の「防災用品点検の日」に合わせたそうです。
毎月1日が記念日になっているもの
月に限らず、毎月1日が記念日になっているものを紹介します。
あずきの日
「古事記」の穀物起源神話にも書かれているほど古くから食べられていたあずき。
毎月1日と15日には小豆ご飯を食べる習慣もありました。
利尿作用、便通、乳の出にも効果的とされるあずきを食べて健康になってもらえたらと、三重県津市に本社を置き、あずきの製品を扱う井村屋グループ株式会社が制定しました。
日付は毎月1日にあずきを食す習慣を広めたいとの願いから毎月1日としています。
釜飯の日
日本文化のひとつ釜飯をより身近に、より多くの人に食べてもらいたいとの思いから、福岡県北九州市に本社を置き、釜飯専門店「釜めしもよう」と「釜のや」を全国展開する株式会社前田家が制定しました。
日付は「釜めしもよう」の創業記念日である1995年7月1日の1日にちなんで、毎月1日となっています。
資格チャレンジの日
行政書士、社会保険労務士などの資格取得の通信講座で知られる株式会社フォーサイトが制定しました。
自己啓発、転職、就職などで重要な資格とその取得について、毎月の初日である1日に考え、資格取得に挑戦してより良き人生を目指してもらうのが目的となっています。
Myハミガキの日
ハミガキや歯ブラシなどのオーラルケア製品の製造、販売を手がけるライオン株式会社が制定しました。
約半数の人が家族で同じハミガキを使っていると言われるが、口の健康を守り快適な状態を保つためには、一人ひとりが自分に合ったハミガキを選ぶことが大切だということです。
個人用のハミガキについて考える日をつくることで、より多くの人に「1人1本のMyハミガキ」を新しい習慣にしてもらうのが目的です。
日付は「一人一本のMyハミガキ」の「1」にちなみ、月の初めの1日をハミガキを見直すきっかけにして欲しいとの思いから毎月1日にしたそうです。
以上、9月1日の記念日についてでした。
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