4月初旬の歳時記・風物詩と言えば入学式を思い浮かべることも多いのではないでしょうか?
入学式は公立の学校では4月6日前後に行われることが多く、真新しい制服に身を包んだ子供たちの姿を見ることでより季節を感じられます。
入学式についていろいろと説明します。
入学式について
入学式の日にちは、公立であればそれぞれを管理する自治体および教育委員会が決め、私立の学校であれば、その学校法人が理事会等を経て決めるため、全国一斉に行われるものではありません。
また同じ自治体の管理下(つまり同一市区町村)でも、異なる日にちに入学式が行われることがあります。
ただ全国的には4月6日頃に行うことが多くなっています。6日が土日であった場合は、一番近い平日、つまり月曜日に行うところも多くなっています。
最近だと平日の場合、保護者が参加しにくいということで、出来る限り土日に行う自治体もあります。
概ね4月5日から4月12日までに行われることが多くなっています。
自分の住んでいる地域の学校の入学式は市役所等のホームページで公開されていますが、最近は不審者が出るということで、入学式の日程を一般公開しない学校も増えています。
ただし2020年・2021年は新型ウイルスの影響もあり、入学式を中止した学校もあり、非常に寂しいものとなりました。
入学式の内容
入学式の内容は学校によって異なるものの、概ね下記の流れになっています。
- 新入生入場
- 国歌斉唱
- 新入生の名前読み上げ
- 校長による式辞
- 新入生代表による宣誓
- 来賓による挨拶・式辞
- 在校生からの歓迎の言葉
- 在校生による校歌斉唱
ただ形はいろいろと変わっていて、国歌斉唱を行わない学校もありますし、新入生代表による宣言も小学校1年生は難しいため、簡易化されたり省略されることもあります。
何より、1人の生徒に行わせることでの不公平感からモンスターペアレンツからのクレームもあり、学校によっては対応に困っているです。
入学式の準備
入学式の準備は前年の4月頃から始まるようになっており、年々早まっている傾向にあります。特に小学生入学の場合、ランドセルは入学する年の前の年の夏までに買うという家庭が、6割以上になっているそうです。
制服に関しては子供の成長期のため、早く買いすぎるとサイズが合わなくなるため年明けになることが多くはなっています。
また年明けからイオン等のスーパーマーケットではお名前シールの注文を受けており、多くの方が利用されています。
また1月後半くらいから4月上旬まで「入学式 スーツ」という検索キーワードで検索する人が増えており、入学式に参加される親御さんがどういう服装で行くか悩んでいることが伺えます。
衣料品を販売する店舗や百貨店だけでなく、イオン等のスーパーマーケットでも1月後半から卒業式・入学式用のスーツの販売を積極的に行うようになっています。
- 入学式の前年4~8月:ランドセルの購入
- 前年12月~2月:学習机の購入
- 1~3月:制服やお名前シール等の購入
- 2~3月:親御さんの入学式用スーツの購入
概ね上記のような流れ準備をされる方が多いようです。
Google等の検索結果も「入学式」と検索すると最初にお住まいの地域の小中学校の入学式の案内が1~3件来て、その後はママ向けの入学式用のスーツについての記事が並ぶようになっており、入学式そのものがどういうものか調べる人が少ないことが伺えます。
入学を期に用意しておきたいもの
学校の準備に気を取られてついつい用意を忘れてしまうものもあります。
特に高校生への入学であれば自分の銀行口座を作らせるということは必要ではないでしょうか?
高校生になるとアルバイトを始めることも多くなりますが、現在は銀行振込が一般的なため、銀行口座を作っておくことをおすすめします。
なおほとんどの銀行は本人申込みならネットから、親権者と一緒なら銀行の窓口で銀行口座を作ることが出来ます。小学生でもです。
悩む子供へのスマホ
お子さんにスマホを持たせるかどうか悩む親御さんも多いと思います。高校生以上であれば、持たせるという親御さんは9割以上になるそうです。
三重県が平成30年(2018年)に調査した段階では、所持率は下記のようになっていました。
- 小学生:約40%
- 中学生:約72%
- 高校生:約98%
高校生以上になれば持たせないといけないという気になると思いますが、問題は小中学生ではないでしょうか?
他の県や最近の調査だと小学生では既に5割以上、中学生でも8割以上となることも多いそうです。
中学生以上はスマホが当たり前になっていると言えますね。
以上、入学式についてでした。
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