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蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)-秋分-次候-七十二候-第四十七候

蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)-秋分-次候-七十二候-第四十七候 七十二候

蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)は、七十二候の第四十七候の季節(略本暦による呼び名)です。

秋分の次候となり、「虫が土中に掘った穴をふさぐ」という意味になります。

蟄虫坏戸について詳しく説明します。

蟄虫坏戸の読み方と詳しい意味

蟄虫坏戸の読み方は下記の通りです。

  • むしかくれてとをふさぐ

冬に備えて虫たちが土の中に潜って冬眠に入る様子を表現しています。

「蟄虫(ちっちゅう)」という言葉もあり、意味は地中にこもって越冬する虫という意味です。

「蟄」には「隠れる」という意味があり「蟄虫」で地中に隠れた虫という意味にもなっています。

ただここで使われている「虫」は、いわゆる昆虫ではなく、蛇や蛙等、地中にこもって越冬する小型の生物のこと全般を指します。

実際には「戸」なんて無い虫の世界を「戸」と表現するユニークさがあります。

蟄虫坏戸は秋分の次候ですが、対する七十二候として啓蟄の初候「蟄虫啓戸」があります。

蟄虫坏戸-秋分の次候の時期

蟄虫坏戸の時期・期間は概ね9月28日から10月2日ころです。

正確な期間は下記の通りです。

  • 2021年:9月28日~10月2日
  • 2022年:9月28日~10月2日
  • 2023年:9月28日~10月2日
  • 2024年:9月28日~10月2日
  • 2025年:9月28日~10月2日

二十四節気は年によって期間が変わるため、七十二候もそれぞれ期間が年によって変化します。

同時期の中国(宣明暦)の七十二候の名称と意味

二十四節気・七十二候は元々中国で生まれたものです。二十四節気はほぼそのまま中国での書き方ですが、七十二候は中国のままだと意味が通じない部分や日本らしくない部分があり、江戸時代に入って渋川春海ら暦学者によって日本の気候風土に合うように改訂され、「本朝七十二候」が作成されました。

現在では、1874年(明治7年)の「略本暦」に掲載された七十二候が主に使われています。

元々の中国(宣言暦)の七十二候は下記のようになっています。

  • 名称:蟄虫坏戸
  • 意味:虫が土中に掘った穴をふさぐ

「蟄虫坏戸」は日本でも中国でも同じものとなっています。

蟄虫坏戸に関すること

蟄虫坏戸に関することを紹介します。

蟄虫坏戸の季節感

蟄虫坏戸は100年以上前に考えられたもので、今の季節感にあっているかとと言えば概ねあってはいるものの、昨今の温暖化で10月中旬くらいまで冬眠に入らない虫も増えているので、微妙にはなってきています。

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