癸は、十干の10番目に割り当てられた数詞です。
癸はもともと「撥(はかるの意)」を語源としており、草木の種子の内部にはらまれたものが、次第に形づくられて、その長さを測ることができるほどになった状態を表しています。
癸にはどういう意味があり、どういう干支が割り当てられているか詳しく説明します。
癸(みずのと)詳細
- 十干での順番:10
- 読み方(訓読み):みずのと
- 読み方(音読み):き
- 占い/五行読み:きすい
- 意味:水滴・雨露・小流の水
- 陰陽:陰
- 五行:水
- 五星:水星
- 兄弟(えと)の性質:水の弟
- 五方:北
- 四季:冬
- 二十四方:15度
- 本義:“揆”に同じく生命のない残物を清算して地ならしを行い、新たな生長を行う待機の状態
- 異名:昭陽
- 西暦の下一桁:3
癸の語源
癸はもともと「撥(はかるの意)」を語源としており、草木の種子の内部にはらまれたものが、次第に形づくられて、その長さを測ることができるほどになった状態を表しています。
そこから「“揆”に同じく生命のない残物を清算して地ならしを行い、新たな生長を行う待機の状態 」という意味になります。
癸を含む干支
癸を含む干支は下記の6つです。
- 癸酉:みずのととり(鶏)・1933年・1993年
- 癸未:みずのとひつじ(羊)・1943年・2003年
- 癸巳:みずとのみ(蛇)・1953年・2013年
- 癸卯:みずのとう(兎)・1963年・2023年
- 癸丑:みずのとうし(牛)・1913年・1973年
- 癸亥:みずのとい(猪)・1923年・1983年
癸の性質(四柱推命的考察)
癸は、陰の水であり、水滴や雨、露、少量の流れの水を表しています。もしくは天から降る水のことを意味します。
恵みの雨と言われるように慈悲深い性格とされています。そこから献身的で優しいとされます。
そして水はどんな状況でも耐えられることから忍耐力が強いとされており、十干の中では一番の忍耐力があるとされています。
また水ゆえに自由に形を変えられることから自由を好み、束縛されることが嫌いなため、集団行動が苦手とする場合もあります。自由ゆえに順応性もあるので、束縛を苦手としつつも、それなりには上手くやっていける性格とも言われます。
ただ水は本当にいろいろな形があり、ややつかみにくい性格だと言われることもあります。
優しいのにクールに見られる、恋愛面では一途に見えて、実は異性関係のトラブルも多い、ということがあるようです。
- 慈悲深い性格
- 献身的で優しい
- 忍耐力がある
- 自由を好む
- 束縛を嫌う
- 集団行動が苦手
- ややつかみにくい性格である
上記の要素に十二支の要素が加わり四柱推命等の占いが行われます。
癸に関すること
癸に関することを記していきます。
癸の意味
癸という漢字には、一巡りするという意味があります。
十干の最後であり、十干が一巡りしたという意味にもなります。
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