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水始涸(みずはじめてかる)-秋分-末候-七十二候-第四十八候

水始涸(みずはじめてかる)-秋分-末候-七十二候-第四十八候 七十二候

水始涸(みずはじめてかる)は、七十二候の第四十八候の季節(略本暦による呼び名)です。

秋分の末候となり、「田畑の水を干し始める」という意味になります。

水始涸について詳しく説明します。

水始涸の読み方と詳しい意味

水始涸の読み方は下記の通りです。

  • みずはじめてかる
  • みずはじめてかるる

「はじめて かる」「はじめて かるる」2通りの言い方がありますが「かるる」が主流になっています。

稲刈りの10日ほど前に落水(田んぼの水を抜くこと)を行いますが、落水をして田を干し始める頃という様子を表しています。

稲刈りは地域によっても異なりますが、昔は10月中旬くらいに行うことが多く、その10日前にあたる七十二候の「水始涸」の時期に田んぼの水を抜いていました。

水始涸-秋分の末候の時期

水始涸の時期・期間は概ね10月3日から10月7日ころです。

正確な期間は下記の通りです。

  • 2021年:10月3日~10月7日
  • 2022年:10月3日~10月7日
  • 2023年:10月3日~10月7日
  • 2024年:10月3日~10月7日
  • 2025年:10月3日~10月7日

二十四節気は年によって期間が変わるため、七十二候もそれぞれ期間が年によって変化します。

同時期の中国(宣明暦)の七十二候の名称と意味

二十四節気・七十二候は元々中国で生まれたものです。二十四節気はほぼそのまま中国での書き方ですが、七十二候は中国のままだと意味が通じない部分や日本らしくない部分があり、江戸時代に入って渋川春海ら暦学者によって日本の気候風土に合うように改訂され、「本朝七十二候」が作成されました。

現在では、1874年(明治7年)の「略本暦」に掲載された七十二候が主に使われています。

元々の中国(宣言暦)の七十二候は下記のようになっています。

  • 名称:水始涸
  • 意味:田畑の水を干し始める

「水始涸」は日本でも中国でも同じものとなっています。

水始涸に関すること

水始涸に関することを紹介します。

水始涸の季節感

水始涸は100年以上前に考えられたもので、今の季節感にあっているかとと言えばちょっと合っていないことが多くなってきています。

最近は落水(田んぼの水を抜くこと)は9月中に行い9月後半から10月初旬には稲刈りをするところが多くなっているためです。

ただ地域によっては10月初旬に落水をすることもあるので、全く異なっている訳ではありません。

水始涸に関するリンク

水始涸に関するリンクです。

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