5月8日には、いくつかの記念日が登録・制定されています。
58という数字からは語呂合わせは想像しにくいですが、実際にどんな記念日が登録されているのか、紹介します。
世界赤十字デー
赤十字の創始者、スイスのアンリ・デュナンの誕生日に由来しています。
1948年にストックホルムで開催された第20回赤十字社連盟理事会で決定しました。
1825年5月8日に生まれたデュナンは、敵味方の区別なく苦しむ兵士を助ける中立・博愛の団体の創設を提唱しました。
1864年にジュネーブ条約が結ばれて国際赤十字が誕生、日本も1886年(明治19年)に加盟しました。
松の日
日本の松を守る会が1989年に制定しました。
日付は1981年のこの日に、初めて同会の全国大会が開催されたことを記念してとなっています。
ゴーヤーの日
沖縄県とJA沖縄経済連が1997年に制定しました。
日付は、「ゴー(5)ヤー(8)」の語呂合せと、沖縄県では5月を境にしてゴーヤー(ニガウリ)の出荷量が増えることからとなっています。
御用の日
防犯カメラなどを活用したセキュリティシステムを幅広く手がける株式会社ジェイエヌシーが制定しました。
日付は5と8で犯罪者を捕まえる「御用」(ごよう)の語呂合わせからとなっています。
万引きは犯罪であるとの意識を高め、被害の減少を進めることで、安全な社会を築く一助とするのを目的となっています。
紙飛行機の日
広島県福山市に本拠を置く、折り紙ヒコーキ協会が制定しました。
一枚の紙を折るだけで作る「おりがみ」紙飛行機の楽しさ、魅力をより多くの人に伝えるのが目的です。
日付けは5と8を「GO(5)HIGH(8)」と読んで「行け、空高く」と5月の青空に高く飛んで行く紙飛行機の飛ぶ姿を表しているそうです。
また、知的障害と白血病というハンデを背負いながら、多くの人に愛と勇気を教えてくれた紙飛行機が大好きな少年、井上健史君の命日にちなんでいるとのことです。
小鉢の日
兵庫県神戸市に本社を置き、豆製品や昆布製品、お惣菜など健康に根差した食品を数多く製造販売するフジッコ株式会社が制定しました。
いつもの食卓に小鉢のおかずをプラスすることにより、和食の理想である「一汁三菜」の食事で栄養のバランスをとってもらうのが目的です。
日付は5と8で「小(5)鉢(8)」の語呂合わせからとなっています。
声の日
いい声、素敵な声の人を増やすことで、みんなをハッピーに、日本を元気にしていきたいとの想いをこめて生まれた「声総研」が制定しました。
「声総研」は声にまつわる意識調査、声を科学的に研究する活動を行うなど、声に関する情報発信機関です。
日付は5を「こ」、8をエイトの「え」から取って「声」とした語呂合わせからです。
ごはんパンの日
長野県小海町に本社を置く有限会社「高原のパンやさん」が制定しました。
天然酵母の生地に、信州りんごを堆肥にして土づくりをし、無農薬で育てた「信州りんご米」をふっくらと炊きあげたごはんを30%練り込み、おからや野沢菜などを具に包み込んでおやき風に焼き上げた同店の人気商品「ごはんパン」を多くの人に知ってもらうのが目的です。
日付は5と8で「ご(5)はんパ(8)ン」の語呂合わせからです。また、ごはんとパンは母のイメージから「母の日」に近いこともその由来のひとつとのことです。
スートブロワ記念日
ボイラーなどの内部でゴミが固まり熱効率が落ちるのを防ぐために使われるスートブロワ(煤吹装置)、その普及と知名度を高めるために兵庫県尼崎市のフコク機械工業株式会社が制定しました。
スートブロワはゴミ処理場などで使われると高温を保てるため、環境を守る一助にもなるそうです。
日付はスートブロワの英文Soot Blowerの頭文字のSとBをその形から5と8に見立ててとのことです。
童画の日
童画の生みの親、武井武雄の出身地である長野県岡谷市のイルフ童画館が制定しました。
日付は1925年(大正14年)5月8日「武井武雄童画展」が開かれ、この時、童画という言葉が日本で初めて使われたことからです。
岡谷市ではイルフ童画館を中心に童画による児童文化、市民文化の発展を目指しているそうです。
こはくの日
岩手県久慈市で琥珀の原石の採掘および琥珀装飾品の製造、加工、販売、琥珀博物館の運営を手がける久慈琥珀株式会社と、琥珀の原石の採掘から工芸品への加工、販売を行う有限会社上山琥珀工芸、琥珀商品の企画や琥珀に関するコンサルティングなどを行う株式会社ten-senの3社が制定しました。
琥珀は旧石器時代から人々に愛され続けてきた植物由来の宝石で、岩手県久慈市は国内最大の産出地です。
商業的に琥珀の採掘を行っている唯一の久慈市から琥珀の魅力を伝え、その価値を高めることが目的です。
また、結婚10年目を積年の愛の花が開く「アンバーウェディング」(琥珀婚)として琥珀を贈る文化を広めたいとの願いも込められているそうです。
日付は「琥珀=こはく」の語呂合わせから「こ(5)は(8)く(9)」で5月8日と5月9日の2日間としたそうです。
毎月8日が記念日になっているもの
月に限らず、毎月8日が記念日になっているものを紹介します。
ホールケーキの日
福岡県福岡市に本社を置き、洋菓子の製造、販売などを行う「パティスリー イチリュウ」を各地に店舗展開する有限会社一柳が制定しました。
記念日を通して大切な人との時間を幸せで価値のあるものにし、年に数回しか食べないであろう「ホールケーキ」をもっと身近に感じてもらいたいとの願いが込められています。
日付は1週間ごとのカレンダーの1日の下には必ず8日があることから1をロウソクに見立て、8を丸いケーキの土台とすることで「ホールケーキ」を連想させる毎月8日にしたそうです。
歯ブラシ交換デー
ハミガキ、歯ブラシなどのオーラルケア製品をはじめとして、暮らしに役立つさまざまな日用品を製造販売するライオン株式会社が制定しました。
歯ブラシは歯と口の健康を守るうえで大切なハミガキに欠かせません。しかし、1か月間使用することで毛先が開いて歯垢を除去する力が低下してしまうことから、毎月歯ブラシを交換する習慣を広めていくのが目的です。
日付は歯ブラシの歯(ハ=8)から毎月8日にしたそうです。
生パスタの日
生めん類の製造業者の団体である全国製麺協同組合連合会が制定しました。
素材の風味、味、コシなど、生パスタの魅力を多くの人に知ってもらうのが目的です。
日付は7と8で「生=な(7)ま・パ(8)スタ」と読む語呂合わせから毎月7日と8日になっています。また、同連合会では別に7月8日も「生パスタの日」に制定しています。
信州地酒で乾杯の日
「信州地酒で乾杯の日推進協議会」が制定しました。
信州の地酒普及促進・乾杯条例に基づき、長野県で製造される清酒、ワイン、ビールなどの酒類(地酒)の普及促進が目的です。
生産から流通、販売、消費者が一丸となって信州の地酒の消費拡大、関連産業の発展を目指しているそうです。
日付は数字の8が乾杯のときに杯やグラスを重ね合わせたとき上から見た姿と似ていることから毎月8日となっています。
スッキリ美腸の日
ストレスの多い現代人のお腹の悩みを、腸に関する専門的な知識や正しい腸もみ技術を使い健やかな心と身体を育むサポートをしている一般社団法人日本美腸協会が制定しました。
同協会では「美腸」とは「食事・運動・腸もみ」の3つの基本習慣からもたらされるとの考えから、自分自身の腸を知るための入門講座や各種セミナーなどを開催しているそうです。
腸を整えることで健康と美容が維持増進できる「美腸」を広めることが目的です。
日付は「美腸」には1年を通じて継続した活動が必要であることと、腸の形状から数字の「8」がイメージできることから毎月8日を記念日としたそうです。
以上、5月8日の記念日についてでした。
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