雉始雊(きじはじめてなく)は、七十二候の第六十九候の季節(略本暦による呼び名)です。
小寒の末候となり、「雄の雉が鳴き始める」という意味になります。
雉始雊について詳しく説明します。
雉始雊の読み方と詳しい意味
雉始雊の読み方は下記の通りです。
- きじはじめてなく
「雉」は「キジ」と読みます。鳥のキジです。日本の国鳥にもなっています。
キジの産卵期は4月から6月くらいと言われていますが、西日本であれば2月くらいから産卵期をむかえることもあり、1月くらいから求愛行動としてオスのキジが「ケーン」と大きな鳴き声をあげるようになります。
オスは非常に綺麗な赤と緑色な鳥です。
雉始雊-小寒の末候の時期
雉始雊の時期・期間は概ね1月15日から1月19日ころです。
正確な期間は下記の通りです。
- 2021年:1月15日~1月19日
- 2022年:1月15日~1月19日
- 2023年:1月15日~1月19日
- 2024年:1月16日~1月19日
- 2025年:1月15日~1月19日
二十四節気は年によって期間が変わるため、七十二候もそれぞれ期間が年によって変化します。
同時期の中国(宣明暦)の七十二候の名称と意味
二十四節気・七十二候は元々中国で生まれたものです。二十四節気はほぼそのまま中国での書き方ですが、七十二候は中国のままだと意味が通じない部分や日本らしくない部分があり、江戸時代に入って渋川春海ら暦学者によって日本の気候風土に合うように改訂され、「本朝七十二候」が作成されました。
現在では、1874年(明治7年)の「略本暦」に掲載された七十二候が主に使われています。
元々の中国(宣言暦)の七十二候は下記のようになっています。
- 名称:雉始雊 or 野雉始雊
- 意味:雄の雉が鳴き始める
「雉始雊」は日本でも中国でも同じものとなっています。
雉始雊に関すること
雉始雊に関することを紹介します。
雉始雊の季節感
雉始雊は100年以上前に考えられたもので、今の季節感にあっているかとと言えばキジ自体を見る機会が少なく、季節感があるのかどうかわからないというのが実際のところではないでしょうか?
雉始雊に関するリンク
雉始雊に関するリンクです。
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