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雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)-秋分-初候-七十二候-第四十六候

雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)-秋分-初候-七十二候-第四十六候 七十二候

雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)は、七十二候の第四十六候の季節(略本暦による呼び名)です。

秋分の初候となり、「雷が鳴り響かなくなる」という意味になります。

雷乃収声について詳しく説明します。

雷乃収声の読み方と詳しい意味

雷乃収声の読み方は下記の通りです。

  • かみなりすなわちこえをおさむ

夕立とともに鳴り響いていた雷が秋になり、鳴り響かなくなってきた様子を表現しています。

雷乃収声は秋分の初候ですが、対する七十二候は春分の末候となる「雷乃発声」です。

春分からなり始めた雷が秋分になって鳴り響かなくなるということになります。

昔の人は雷に対して畏怖の念を持っていました。そして雷の少ない年は不作になることが多いことも感覚的に知っていたそうです。

感覚的に雷による窒素固定を知っていたのかもしれません。

雷の空中放電により、空気中の窒素と酸素が反応して窒素酸化物が生成(窒素固定)され、さらに酸素により硝酸に変化する。これらが地上に降下して硝酸塩が生成されることで植物が栄養分として利用できる物質となる Wikipediaより

雷乃収声-秋分の初候の時期

雷乃収声の時期・期間は概ね9月22日から9月27日ころです。

正確な期間は下記の通りです。

  • 2021年:9月23日~9月27日
  • 2022年:9月23日~9月27日
  • 2023年:9月23日~9月27日
  • 2024年:9月22日~9月27日
  • 2025年:9月23日~9月27日

二十四節気は年によって期間が変わるため、七十二候もそれぞれ期間が年によって変化します。

同時期の中国(宣明暦)の七十二候の名称と意味

二十四節気・七十二候は元々中国で生まれたものです。二十四節気はほぼそのまま中国での書き方ですが、七十二候は中国のままだと意味が通じない部分や日本らしくない部分があり、江戸時代に入って渋川春海ら暦学者によって日本の気候風土に合うように改訂され、「本朝七十二候」が作成されました。

現在では、1874年(明治7年)の「略本暦」に掲載された七十二候が主に使われています。

元々の中国(宣言暦)の七十二候は下記のようになっています。

  • 名称:雷乃収声
  • 意味:雷が鳴り響かなくなる

「雷乃収声」は日本でも中国でも同じものとなっています。

雷乃収声に関すること

雷乃収声に関することを紹介します。

雷乃収声の季節感

雷乃収声は100年以上前に考えられたもので、今の季節感にあっているかとと言えば概ねあってはいるものの、温暖化の影響で9月後半でも台風が来たり雷がよくなる昨今だと違和感があるかもしれませんね。

雷乃収声に関するリンク

雷乃収声に関するリンクです。

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