6月12日には、少ないながらもいくつかの記念日が登録・制定されています。
612という数字からは語呂合わせは想像出来ませんが、実際にどんな記念日が登録されているのか、紹介します。
恋人の日
ブラジルにおいて縁結びの聖人とされるアントニオの命日の前日であり、当国では恋人同士でフォトフレームを贈り合う習慣があるそうです。
日本でも普及を狙い1988年に全国額縁組合連合会によって制定されました。
日記の日
1942年6月12日にポーランド系ユダヤ人のアンネ・フランクによって「アンネの日記」が書き始められたことにちなみ「日記の日」となっています。
なお1942年6月12日は、アンネ・フランクの13歳の誕生日で、誕生日プレゼントとしてサイン帳をもらい、サイン帳を日記として使い始めたそうです。
バザー記念日
1884年(明治17年)6月12日に鹿鳴館で日本初のバザーが開催されたことにちなみ「バザー記念日」とされています。
当時はバザーのことを慈善市と呼んでいたそうです。
エスペラントの日
国際語エスペラントは1887年にザメンホフが創案しましたが、 約20年後の1906年(明治39年)6月12日、日本で最初の全国レベルのエスペラント団体 「日本エスペラント協会 (Japana Esperantista Asocio) 」が設立され、日本でのエスペラント普及が本格的に始まりました。
この年に二葉亭四迷のエスペラント学習書『世界語』が出され、 第1回日本エスペラント大会が開催されました。
エスペラント (Esperanto) とは、ルドヴィコ・ザメンホフとその弟子(協力者)が考案・整備した人工言語です。
母語の異なる人々の間での意思伝達を目的とする、国際補助語としてはもっとも世界的に認知され、普及の成果を収めた言語となっているそうです。
宮城県防災の日
1978年6月12日に宮城県沖地震が発生したことにちなみ「宮城県防災の日」となっています。
県民の防災意識を高めるため、宮城県各地で防災訓練が行われています。
書家・金澤翔子さん誕生日
神奈川県横浜市の「金澤翔子さんを応援する会」が制定しました。
金澤翔子氏は5歳から母親の金澤泰子氏に師事して書を始め、20歳で銀座書廊にて個展を開催しました。
その後、全国の著名な神社仏閣で奉納・揮毫。国内外の美術館などで個展を開き「魂の書」と評される数々の作品を通じて、多くの人々に感動と励ましを与え続けている書家です。
彼女の今後のさらなる活躍を期待するとともに、今までの足跡を顕彰していくのが目的です。
日付は誕生日(1985年6月12日)からです。
恋と革命のインドカリーの日
1927年(昭和2年)の6月12日、新宿に喫茶部を開設し、日本で初めて「純印度式カリー」を売り出した株式会社中村屋が制定しました。
創業者・相馬愛蔵氏の娘がインド独立運動の活動家のラス・ビハリ・ボース氏と恋に落ちたことをきっかけに、インドカリーが誕生したことからこの記念日名がつけられています。
晩餐館焼肉のたれの日
「豊かな食シーンづくりに貢献する」「ブレンド調味料の無限の価値を創造する」を2大ビジョンに掲げる愛媛県今治市の日本食研ホールディングス株式会社が制定しました。
日付は同社の代表的な家庭用商品「晩餐館焼肉のたれ」が発売された1989年6月12日にちなんだもので、同製品をPRするのが目的です。
毎月12日が記念日になっているもの
月に限らず、毎月12日が記念日になっているものを紹介します。
育児の日
社会全体で子育てについて考え、地域が一体になって子育てしやすい環境づくりに取り組むきっかけの日にと、兵庫県神戸市の株式会社神戸新聞社が制定しました。
日付は「育(いく=1)児(じ=2)」と読む語呂合わせから毎月12日としたそうです。
株式会社神戸新聞社は第9号「記念日文化功労賞」を受賞しています。
以上、6月12日の記念日についてでした。
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