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二十日正月

二十日正月 1月の歳時記

二十日正月は、かつて正月の終わりとなる節目とした日です。1月20日を指しています。

お正月期間はいつまでか?という論争は今でも度々行われますが、昔は二十日正月という言葉があるほど、1月20日までとする地域が多かったようです。

二十日正月について説明します。

二十日正月とは

  • 読み方:はつかしょうがつ

二十日正月は日本の伝統行事としても残っています。

旧暦時代は旧暦の1月20日まで、新暦においては普通に1月20日までとなりました。

かつては、正月の祝い納めとして仕事を休むことも多く、物忌みの日とされていました。

物忌みとは、ある期間中、ある種の日常的な行為を控えて、穢れを避けることです。

地域や宗教によっても異なりますが、肉食や匂いの強い野菜の摂取を避けるなどあります。

つまり仕事を休むことが「物忌み」とされたということです。

二十日正月の成り立ち・風習

二十日正月はいつ頃から始まったのかは不明ですが、昭和中期には既に二十日正月という言葉を使う人はかなり少なくなっていました。

京阪神地方では、正月に用いた鰤の骨や頭を酒粕・野菜・大豆などと一緒に煮て食べることから骨正月・頭正月と言ったそうです。

他の地方でも、乞食正月(石川県)、棚探し(群馬県)、フセ正月(岐阜県)などと言って、正月の御馳走や餅などを食べ尽くす風習がありました。

物流がしっかりとし、冷凍技術も進んだ現代では、何日分も料理を作っておくということは少なくなりましたが、昭和初期まではお祝いもあって、いろいろな料理を作ってもてなした名残と言えます。

なお一部地域では、三十日正月(みそかしょうがつ)といって、1月30日までとしていたそうです。

門松等の正月飾りはいつまでか?と話題になることもありますが、概ね下記の4パターンとなっています。

  • 江戸期に決まった1月7日まで
  • 昔からの松の内である小正月である1月15日まで
  • 二十日正月の1月20日まで
  • 三十日正月の1月30日まで

二十日正月の文化が残っている地域では今でも1月20日まで正月飾りを出している家庭もあります。

以上、二十日正月についてでした。

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