2月23日は、特別多い訳ではありませんがいくつかの記念日が登録・制定されています。
223という数字の並びからあまり語呂合わせは想像できませんが、どんな記念日が登録されているのか紹介します。
富士山の日
1996年(平成8年)1月1日、オンラインを通じて、全国一斉に富士山の見え具合をネット上で報告し合うなど、富士山をテーマとした活動を活発に行っている筑波大学附属高等学校の地理教諭田代博が運営責任者を務めるパソコン通信「NIFTY-Serve」内のフォーラム「山の展望と地図のフォーラム」が制定しました。
日付は2と23で「富士山(ふじさん)」と読む語呂合わせと、この時期は富士山がよく望めることからです。
その後に山梨県南都留郡河口湖町(→富士河口湖町)が2001年(平成13年)12月に同様の宣言をして、静岡県も2009年(平成21年)に県条例で制定しています
税理士記念日
税理士法の前身である「税務代理士法」が1942年(昭和17年)のこの日に制定されたことから日本税理士会連合会が1969年(昭和44年)に制定しました。
ふろしきの日
1000年以上の歴史を誇る風呂敷は、繰り返し使え、環境保全に役立つエコロジーな商品です。
その風呂敷の価値を広くアピールしようと「京都ふろしき会」が制定し「日本風呂敷連合会」が記念日登録を申請しました。
日付は2と23で「つ(2)つ(2)み(3)=包み」の語呂合わせから2月23日になっています。
ロータリー設立記念日
1905年(明治38年)2月23日、米国イリノイ州シカゴで弁護士ポール・ハリスと友人3人が、後にロータリークラブとなる相互扶助クラブの最初の会合を開いたことにちなみ、ロータリー設立記念日となっています。
工場夜景の日
工場の夜景を新たな観光資源として捉え活動する「全国工場夜景都市」(北海道室蘭市、神奈川県川崎市、三重県四日市市、福岡県北九州市、山口県周南市、兵庫県尼崎市、静岡県富士市で構成)が2016年に制定しました。
工場夜景の魅力を発信し、工場夜景観光の発展が目的です。
日付は第1回の「全国工場夜景サミット」が2011年2月23日に神奈川県川崎市で開かれたことからです。
ハローベビー・デー
日本トイザらス株式会社のマタニティ・ベビー用品の総合専門店「ベビーザらス」が制定しました。
プレママ(妊婦さん)・ママ・ベビーが暖かな春の季節に向かいながら1年を通して安心して健やかな生活が送れるようように「ベビーザらス」からエールを送る日としています。
日付は2と23で「妊(2)婦(2)さん(3)」と読む語呂合わせからです。
妊婦さんから生まれてくる赤ちゃんを連想して記念日名を「ハローベビー・デー」にしたそうです。
夫婦で妊活の日
医師、医療研究者などが共同で男性不妊治療の研究、情報の収集を行う「NPO法人男性不妊ドクターズ」が制定しました。
子どもを授かりたい夫婦が妊娠するために行う「妊活」についての正しい知識を広めるとともに、記念日を制定することで継続的な活動を行い、不妊問題の解決を図るのが目的です。
日付は妊娠は夫婦で「二(2)人(2)三(3)脚」で取り組むものとの意味を込めた語呂合わせから2月23日になりました。
咸宜園の日
大分県日田市が制定しました。
江戸時代後期、豊後国日田郡(現在の大分県日田市)に生まれた儒学者の廣瀬淡窓が開いた日本最大規模の私塾「咸宜園」(かんぎえん)を多くの人に知ってもらうのが目的です。
「咸宜園」は年齢、学歴、身分を問わず、すべての門下生を平等に教育することを理念とした塾で、日本最大規模の藩校「弘道館」(茨城県水戸市)、日本最古の学校「足利学校」(栃木県足利市)、日本最古の庶民学校「閑谷学校」(岡山県備前市)とともに「近世日本の教育遺産群」としてユネスコの世界文化遺産登録を目指しています。
日付は「咸宜園」が開かれたのが旧暦の文化14年(1817年)2月23日であったことからです。
チーズ鱈の日
水産加工製品や畜肉加工製品、酪農加工製品などのおつまみの製造・販売を手がける株式会社なとりが制定しました。
「チーズ鱈」は1982年に発売された同社のロングセラー商品で、シート状にした鱈のすり身でチーズを挟んだおつまみです。
常温保存でき、いつでもどこでも手軽に食べられる「チーズ鱈」を、おつまみとしてだけでなく、おやつなどさまざまなシーンで活用してもらうことが目的です。
日付は「チーズ鱈」の生産が開始された日(1982年2月23日)から2月23日を記念日としたそうです。
サカつくの日
家庭用ゲーム機、パソコン、スマートデバイス向けのゲームやデジタルサービスの開発、販売を手がける株式会社セガが制定しました。
同社の「プロサッカークラブをつくろう!」シリーズは通称「サカつく」と呼ばれ、発売当時から多くの人に愛されているサッカークラブ経営シミュレーションゲームです。
「サカつく」の認知向上と、ファンに向けたイベントを行うきっかけの機会とすることが目的です。
日付は「サカつく」の第一作目の発売日(1996年2月23日)から2月23日としたそうです。
甲府UFOの日
山梨県甲府市の一般社団法人UFOKOFU1975(ユーフォーコウフイチキューナナゴー)が制定しました。
1975年2月23日に山梨県甲府市のぶどう畑に未確認飛行物体(UFO)が着陸したそうです。
二人の小学生が宇宙人らしき搭乗者を目撃し、一人が肩を叩かれたとされるいわゆる「甲府UFO事件」を甲府のまちの不思議遺産文化として捉え、これを活かしながら地域を盛り上げるのが目的です。
日付は事件が起きたとされる日から2月23日を記念日としたそうです。
霧島湯路223の日
鹿児島県霧島市の妙見温泉振興会が制定しました。
妙見温泉のある国道223号線沿いには、環境省より「国民保養温泉地」として指定されている多くの温泉地が連なっています。
古くは奈良時代の和気清麻呂公や、幕末に活躍した坂本龍馬、西郷隆盛が愛したとされるこの温泉の路を「霧島湯路」と呼び、記念日を通して多くの人に知ってもらうことが目的です。
1993年から国道223号線の数字にちなんで2月23日に交通安全運動や通りの清掃美化活動を行っていることから、この日を記念日としたそうです。
毎月23日が記念日になっているもの
月に限らず、毎月23日が記念日になっているものを紹介します。
乳酸菌の日
乳酸菌飲料などを手がけるカゴメ株式会社が制定しました。
体に良い乳酸菌を活用した商品で元気になってもらうのが目的です。
日付は2と3で「乳酸」と読む語呂合わせから、スーパーマーケットなどの店頭での販売促進を通年で行うため毎月23日にしているそうです。
また、2月3日も「乳酸菌の日」としています。
不眠の日
日本人の半数以上がなんらかの不眠症状を持っているといわれいます。
しかし、その中の多くの人が対処方法や改善手段の正しい知識を有していないことから、睡眠改善薬などを手がけるエスエス製薬株式会社が制定しました。
不眠の改善について適切な情報発信を行うとしています。
日付は2と3で「不眠」と読む語呂合わせから2月3日に、また、不眠の症状は一年中起こるので毎月23日も2と3で「不眠の日」としています。
国産小ねぎ消費拡大の日
福岡、大分、佐賀、高知、宮城の各県の全国農業協同組合連合会の県本部で作る「小ねぎ主産県協議会」が制定しました。
国産小ねぎの販売促進が目的です。
日付は「小ねぎ記念日」が11月23日なので、毎月23日にしたそうです。
以上、2月23日の記念日についてでした。
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