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虹始見(にじはじめてあらわる)-清明-末候-七十二候-第十五候

虹始見(にじはじめてあらわる)-清明-末候-七十二候-第十五候 七十二候

虹始見(にじはじめてあらわる)は、七十二候の第十五候の季節(略本暦による呼び名)です。

清明の末候となり、「雨の後に虹が出始める」という意味になります。

虹始見について詳しく説明します。

虹始見の読み方と詳しい意味

虹始見の読み方は下記の通りです。

  • にじはじめてあらわる

虹は一般的に夏を表す言葉ですが「初虹」となると春を表す言葉になります。

冬は湿度が下がるため虹が出にくくなりますが、春が深くなって湿度があがり、雨の後に虹が出始める頃の様子を現しています。

小雪の初候に「虹蔵不見(にじかくれてみえず)」とあり、虹始見と対になった七十二候となっています。

虹始見-清明の末候の時期

虹始見の時期・期間は概ね4月14日から4月19日ころです。

正確な期間は下記の通りです。

  • 2021年:4月15日~4月19日
  • 2022年:4月15日~4月19日
  • 2023年:4月15日~4月19日
  • 2024年:4月14日~4月18日
  • 2025年:4月15日~4月19日

二十四節気は年によって期間が変わるため、七十二候もそれぞれ期間が年によって変化します。

同時期の中国(宣明暦)の七十二候の名称と意味

二十四節気・七十二候は元々中国で生まれたものです。二十四節気はほぼそのまま中国での書き方ですが、七十二候は中国のままだと意味が通じない部分や日本らしくない部分があり、江戸時代に入って渋川春海ら暦学者によって日本の気候風土に合うように改訂され、「本朝七十二候」が作成されました。

現在では、1874年(明治7年)の「略本暦」に掲載された七十二候が主に使われています。

元々の中国(宣言暦)の七十二候は下記のようになっています。

  • 名称:虹始見
  • 意味:雨の後に虹が出始める

「虹始見」は日本でも中国でも同じものとなっています。

虹始見に関すること

虹始見に関することを紹介します。

虹始見の季節感

虹始見は100年以上前に考えられたもので、今の季節感にあっているかとと言えば概ねあっていますが、平均気温が上がっている昨今、もう少し早い時期にその年において初めての虹を見ることも多くなっているかもしれませんね。

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