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葭始生(あしはじめてしょうず)-穀雨-初候-七十二候-第十六候

葭始生(あしはじめてしょうず)-穀雨-初候-七十二候-第十六候 七十二候

葭始生(あしはじめてしょうず)は、七十二候の第十六候の季節(略本暦による呼び名)です。

穀雨の初候となり、「葦が芽を吹き始める」という意味になります。

葭始生について詳しく説明します。

葭始生の読み方と詳しい意味

葭始生の読み方は下記の通りです。

  • あしはじめてしょうず

「葭」は「葦」と同じで、イネ科の植物で水辺に生えます。

「葭」は「アシ」と読みますが「ヨシ」とも読みます。これは「アシ=悪し」に通じるため良くないとされ「ヨシ=良し」と言い換えられた日本独自の読み方です。

葦簀(よしず)は葦の茎で作った簾(すだれ)として昔から使われてきています。また茅葺屋根の材料としても葦は使われています。

「葦が芽を吹き始める」という意味通り、葦が芽吹く季節を現したものです。

夏から秋にかけて花を咲かせます。

葭始生-穀雨の初候の時期

葭始生の時期・期間は概ね4月20日から4月24日ころです。

正確な期間は下記の通りです。

  • 2021年:4月20日~4月24日
  • 2022年:4月20日~4月24日
  • 2023年:4月20日~4月24日
  • 2024年:4月19日~4月24日
  • 2025年:4月20日~4月24日

二十四節気は年によって期間が変わるため、七十二候もそれぞれ期間が年によって変化します。

同時期の中国(宣明暦)の七十二候の名称と意味

二十四節気・七十二候は元々中国で生まれたものです。二十四節気はほぼそのまま中国での書き方ですが、七十二候は中国のままだと意味が通じない部分や日本らしくない部分があり、江戸時代に入って渋川春海ら暦学者によって日本の気候風土に合うように改訂され、「本朝七十二候」が作成されました。

現在では、1874年(明治7年)の「略本暦」に掲載された七十二候が主に使われています。

元々の中国(宣言暦)の七十二候は下記のようになっています。

  • 名称:萍始生
  • 意味:浮き草が芽を出し始める

中国では葦ではなく「萍」とされています。「萍」は「うきくさ」と読み、言葉の通り、淡水の水辺に浮かぶように生える植物です。

葭始生に関すること

葭始生に関することを紹介します。

葭始生の季節感

葭始生は100年以上前に考えられたもので、今の季節感にあっているかとと言えば、あっています。

おおむね4月中旬から5月にかけて葦は芽を出して成長していきます。

葭始生に関するリンク

葭始生に関するリンクです。

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