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楓蔦黄(もみじつたきばむ)-霜降-末候-七十二候-第五十四候

楓蔦黄(もみじつたきばむ)-霜降-末候-七十二候-第五十四候 七十二候

楓蔦黄(もみじつたきばむ)は、七十二候の第五十四候の季節(略本暦による呼び名)です。

霜降の末候となり、「もみじや蔦が黄葉する」という意味になります。

楓蔦黄について詳しく説明します。

楓蔦黄の読み方と詳しい意味

楓蔦黄の読み方は下記の通りです。

  • もみじつたきばむ

「楓」は「カエデ」と読むんじゃないの?と思うかもしれませんが、漢字としてはそれが正しいのですが、モミジもカエデも同じ種類の木であり英語圏では同じ「Maple(メープル)」と表現されています。

11月の初旬になりモミジやカエデ、蔦が黄葉・紅葉(ともに「こうよう」)してくる様子を表現しています。

楓蔦黄-霜降の末候の時期

楓蔦黄の時期・期間は概ね11月2日から11月6日ころです。

正確な期間は下記の通りです。

  • 2021年:11月2日~11月6日
  • 2022年:11月2日~11月6日
  • 2023年:11月3日~11月7日
  • 2024年:11月2日~11月6日
  • 2025年:11月2日~11月6日

二十四節気は年によって期間が変わるため、七十二候もそれぞれ期間が年によって変化します。

同時期の中国(宣明暦)の七十二候の名称と意味

二十四節気・七十二候は元々中国で生まれたものです。二十四節気はほぼそのまま中国での書き方ですが、七十二候は中国のままだと意味が通じない部分や日本らしくない部分があり、江戸時代に入って渋川春海ら暦学者によって日本の気候風土に合うように改訂され、「本朝七十二候」が作成されました。

現在では、1874年(明治7年)の「略本暦」に掲載された七十二候が主に使われています。

元々の中国(宣言暦)の七十二候は下記のようになっています。

  • 名称:蟄虫咸俯
  • 意味:虫がみな穴に潜って動かなくなる

「ちっちゅう ことごとく ふす」と読みます。冬眠する虫が地中に潜ってもう出て来なくなる時期を表しています。

楓蔦黄に関すること

紅葉

楓蔦黄に関することを紹介します。

楓蔦黄の季節感

楓蔦黄は100年以上前に考えられたもので、今の季節感にあっているかとと言えば標高が高いところや、東北・北海道では概ねあっている頃です。

早いところでは10月中旬には紅葉が始まりますから。ただ関東より西だと11月中旬から12月が紅葉のピークとなるため違和感があるかもしれませんね。

楓蔦黄に関するリンク

楓蔦黄に関するリンクです。

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