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草露白(くさのつゆしろし)-白露-初候-七十二候-第四十三候

草露白(くさのつゆしろし)-白露-初候-七十二候-第四十三候 七十二候

草露白(くさのつゆしろし)は、七十二候の第四十三候の季節(略本暦による呼び名)です。

白露の初候となり、「草に降りた露が白く光る」という意味になります。

草露白について詳しく説明します。

草露白の読み方と詳しい意味

草露白の読み方は下記の通りです。

  • くさのつゆしろし

「露」は、空気中に含まれている水蒸気が放射冷却などの影響で植物の葉や建物の外壁などで水滴となったもののことです。

9月に入って、朝は冷えるようになり、草花に露がつくようになります。その露が朝日を浴びて白く光っている様子を現したものです。

まだ気温も湿度も高い9月、でも確実に冷えてきていて、夜から朝にかけては冷え込んできて露ができやすくなる時期となっています。

草露白-白露の初候の時期

草露白の時期・期間は概ね9月7日から9月11日ころです。

正確な期間は下記の通りです。

  • 2021年:9月7日~9月11日
  • 2022年:9月8日~9月12日
  • 2023年:9月8日~9月12日
  • 2024年:9月7日~9月11日
  • 2025年:9月7日~9月11日

二十四節気は年によって期間が変わるため、七十二候もそれぞれ期間が年によって変化します。

同時期の中国(宣明暦)の七十二候の名称と意味

二十四節気・七十二候は元々中国で生まれたものです。二十四節気はほぼそのまま中国での書き方ですが、七十二候は中国のままだと意味が通じない部分や日本らしくない部分があり、江戸時代に入って渋川春海ら暦学者によって日本の気候風土に合うように改訂され、「本朝七十二候」が作成されました。

現在では、1874年(明治7年)の「略本暦」に掲載された七十二候が主に使われています。

元々の中国(宣言暦)の七十二候は下記のようになっています。

  • 名称:鴻雁来
  • 意味:雁が飛来し始める

「こうがんきたる」と読みます。なぜか雨水の次候「霞がたなびき始める」の時期の中国(宣言暦)の七十二候と同じものとなっています。

草露白に関すること

草露白に関することを紹介します。

草露白の季節感

草露白は100年以上前に考えられたもので、今の季節感にあっているかとと言えば本州の多くの地域では合ってないと言えます。

平均気温の上昇により9月の中旬はまだまだ暑いこともあって、露がつきにくくなっている昨今です。

草露白に関するリンク

草露白に関するリンクです。

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