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菖蒲華(あやめはなさく)-夏至-次候-七十二候-第二十九候

菖蒲華(あやめはなさく)-夏至-次候-七十二候-第二十九候 七十二候

菖蒲華(あやめはなさく)は、七十二候の第二十九候の季節(略本暦による呼び名)です。

夏至の次候となり、「あやめの花が咲く」という意味になります。

菖蒲華について詳しく説明します。

菖蒲華の読み方と詳しい意味

菖蒲華の読み方は下記の通りです。

  • あやめはなさく

「あやめの花が咲く」という意味ですが、実際には矛盾点があります。

「菖蒲」は「しょうぶ」とも「あやめ」とも読めますが、「しょうぶ」と「あやめ」は別の植物です。

アヤメ、カキツバタ、ハナショウブ(菖蒲の花)は非常に似た花ですが開花時期が異なります。

  • アヤメ=開花時期は5月上旬から中旬
  • カキツバタ=5月中旬から下旬
  • ハナショウブ=6月上旬から下旬

そのため6月の後半を指す「菖蒲華」はアヤメではなくハナショウブのことを書いていると考えるのが一般的です。

菖蒲華-夏至の次候の時期

菖蒲華の時期・期間は概ね6月26日から6月30日ころです。

正確な期間は下記の通りです。

  • 2021年:6月26日~7月1日
  • 2022年:6月26日~7月1日
  • 2023年:6月27日~7月1日
  • 2024年:6月26日~6月30日
  • 2025年:6月26日~6月30日

二十四節気は年によって期間が変わるため、七十二候もそれぞれ期間が年によって変化します。

同時期の中国(宣明暦)の七十二候の名称と意味

二十四節気・七十二候は元々中国で生まれたものです。二十四節気はほぼそのまま中国での書き方ですが、七十二候は中国のままだと意味が通じない部分や日本らしくない部分があり、江戸時代に入って渋川春海ら暦学者によって日本の気候風土に合うように改訂され、「本朝七十二候」が作成されました。

現在では、1874年(明治7年)の「略本暦」に掲載された七十二候が主に使われています。

元々の中国(宣言暦)の七十二候は下記のようになっています。

  • 名称:蜩始鳴
  • 意味:蝉が鳴き始める

「せみはじめてなく」と読みます。

「蜩」は「セミ」とも「ヒグラシ」とも読みます。ヒグラシは6月下旬くらいから9月くらいまで鳴くセミなので、この時期に合っていると言えます。

菖蒲華に関すること

菖蒲華に関することを紹介します。

菖蒲華の季節感

菖蒲華は100年以上前に考えられたもので、今の季節感にあっているかとと言えばハナショウブであればあっていると言えます。だから「あやめはなさく」という読み方であれば、今の季節には実際には合ってないとも言えます。

菖蒲華に関するリンク

菖蒲華に関するリンクです。

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