3月の歳時記・年中行事と言えば、卒業式を最初に思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?
人生の節目の1つにあたる卒業式はいつ頃行われ、どういう内容になっているのか説明します。
卒業式の日程
幼稚園や保育園、小学校、中学校、高校、大学・専門学校、それぞれ卒業式・卒園式はありますが、日にちは全く決まっていません。
公立の学校は、市区町村によって決められていることが多いのですが、全国で統一の日にちというものは存在しません。
同じ市内の小中学校でも、卒業式の日程は異なることはあります。
そのため正確に卒業式を知るには公立であれば自治体(都道府県・市区町村)へ、私立であれば学校へ確認しないとわかりません。
なお厳密には「卒業式」という名前で行っている学校は少なく、小中高であれば「卒業証書授与式」となっていることがほとんどです。
小学校の卒業式
小学校の卒業式は、公立であれば3月20日前後に行われることが多くなっています。
3月15日~3月25日の間に行われるところがほとんどです。曜日はほとんどが平日に行うようになっています。
ただし私立の小学校であれば、3月上旬に行っている場合もあります。
中学校の卒業式
中学校の卒業式は、公立でもかなりバラけています。
3月1日から3月20日の間になっていて、かなりの地域差があります。
曜日は平日に行うところが多いものの、土曜日に行うところもそれなりにあります。
各自治体(市区町村)では小学校と中学校の卒業式の期間は1週間から10日程度は開けていることが多く、基本的には中学校の卒業式の方が早くなっています。
一部の私立中学校は2月中に行うこともあります。
高校の卒業式
高校の卒業式は公立でもバラけていますが、概ね3月上旬に行われることが多くなっています。
早いところでは2月下旬に行っている公立高校もあります。遅いところでは3月10日前後になっている場合もあります。
大学受験と鑑みて、大学受験の日程が無い時に隙間を狙って行うことが多くなっています。
2021年度(卒業は2022年)では3月1日というところが一番多くなっていました。
大学の卒業式
大学の卒業式は本当にバラバラで2月下旬から3月下旬と幅広くなっていますが、割と下旬が多くなっています。
また同じ大学でも学部・学科によって卒業式の日にちが異なることも普通にあります。
ただ3月下旬が多くなると、就職の関係で卒業式に出られないという人もいて、問題になっている大学もあります。
4月1日入社で、地方から上京、東京から地方となる場合、3月末の卒業式ではかなり日程的にきつくなります。
そのため卒業式前に引越しを終えてしまう学生もいたりします。
幼稚園・保育園の卒園式
幼稚園の卒園式と保育園の卒園式では意味が若干異なる場合もあります。
地域により卒園式の日は異なりますが3月中旬から下旬に行われることが多くなっています。
幼稚園に関しては、卒園式の後はそのまま卒園となりますが、保育園の場合、親権者の仕事の関係で預けているということもあり、卒園後もそのまま3月中は保育園に通うお子さんもいます。
卒業式に関すること
卒業式に関することを記していきます。
卒業旅行
小中学生だと行うことも少ないですが、高校生・大学生ともなると卒業旅行に行くという人も多いと思います。
リクルートが行ったアンケートによると半数以上の大学生が卒業旅行に行くそうです。
バブル期の頃は卒業旅行に海外ということも多かったのですが、2019年では海外旅行は1割程度になっています(2020年・2021年はほぼ0ですが)。
卒業旅行に行きたい先は、アンケートをどこでどのように行うかによってかなりばらつきがあるものの、北海道・沖縄が首位であることは間違いないのですが、実際に行った先は関東周辺ということが多く、近場で、でも仲間・友人と楽しく過ごすという傾向が強くなっているようです。
管理人も大学の卒業旅行は北海道・札幌でした。
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