大雨時行(たいうときどきにふる)は、七十二候の第三十六候の季節(略本暦による呼び名)です。
大暑の末候となり、「時として大雨が降る」という意味になります。
大雨時行について詳しく説明します。
大雨時行の読み方と詳しい意味
大雨時行の読み方は下記の通りです。
- たいうときどきにふる
- たいうときどきふる
「大雨」は「おおあめ」と読まず「たいう」と読みます。
8月になると入道雲が出来て、雷雨を伴う夕立は昔から日本で見られました。
その時の様子を現したものです。
ただ現在だとゲリラ豪雨で大雨が降ることが7月から9月によくあることで、ゲリラ豪雨の事かな?と思ってしまう人がいてもおかしくない候となっています。
大雨時行-大暑の末候の時期
大雨時行の時期・期間は概ね8月2日から8月6日ころです。
正確な期間は下記の通りです。
- 2021年:8月2日~8月6日
- 2022年:8月2日~8月6日
- 2023年:8月2日~8月7日
- 2024年:8月2日~8月6日
- 2025年:8月2日~8月6日
二十四節気は年によって期間が変わるため、七十二候もそれぞれ期間が年によって変化します。
同時期の中国(宣明暦)の七十二候の名称と意味
二十四節気・七十二候は元々中国で生まれたものです。二十四節気はほぼそのまま中国での書き方ですが、七十二候は中国のままだと意味が通じない部分や日本らしくない部分があり、江戸時代に入って渋川春海ら暦学者によって日本の気候風土に合うように改訂され、「本朝七十二候」が作成されました。
現在では、1874年(明治7年)の「略本暦」に掲載された七十二候が主に使われています。
元々の中国(宣言暦)の七十二候は下記のようになっています。
- 名称:大雨時行
- 意味:時として大雨が降る
「大雨時行」は日本でも中国でも同じものとなっています。
大雨時行に関すること
大雨時行に関することを紹介します。
大雨時行の季節感
大雨時行は100年以上前に考えられたもので、今の季節感にあっているかとと言えば概ねあっています。ただ先述した通り、今だと夕立というよりはゲリラ豪雨のイメージが強いかもしれませんね。
大雨時行に関するリンク
大雨時行に関するリンクです。
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