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立夏-二十四節気 第7であり四月節

立夏-二十四節気 第7であり四月節 二十四節気

立夏は、例年5月6日もしくは5月5日に訪れる二十四節気で7番目の暦で、四月節とも言われています。

「夏の立つがゆへ也」と暦便覧には記されており、夏の気配が立ち始める時期という意味であり、二十四節気の暦としては立夏から夏となります。

他の二十節気に比べるとまだ使われる立夏について説明します。

立夏とは?

立夏は、二十四節気において2番目に配置されています。太陽黄経が45度の時です。

と書いてもわかりにくいですよね。立夏には大きく分けてつの意味があります。

天文学的な立夏

とは太陽黄経が度の時と説明されますが、どういう意味かと言えばまず下記の図を見てください。

黄道と赤道、天球の説明図

地球を丸い球体の中心に置いたと考えて下さい。

この球体を天球と良い、天球には太陽が通る道が出来ます。この道を黄道と言います(正確には人の目で見て太陽が通る道)。

そして自転軸に対して地球の中心から直角(垂直)にした面を天球の描いたのが「天の赤道」です。

この黄道と天の赤道が交わる瞬間が年に2回あります。南側から北側に交わる日を春分、北側から南側に交わるのが秋分となります。

春分の日は太陽黄経が0度となり、夏至が90度・秋分が180度・冬至が270度です。

立夏は春分から夏至の中間で、太陽黄経度が45度となります。

天文学的に立夏の時間(瞬間)は決められています。

時間は国で違うため、立夏の日や時間も異なってきます。下記は世界時と日本での立夏の日と時間を2000年から2050年まで表したものです。

世界時の日 世界時 日本の日 日本での時間
2000年 5月5日 4:50 5月5日 13:50
2001年 5月5日 10:45 5月5日 19:45
2002年 5月5日 16:37 5月6日 1:37
2003年 5月5日 22:10 5月6日 7:10
2004年 5月5日 4:02 5月5日 13:02
2005年 5月5日 9:53 5月5日 18:53
2006年 5月5日 15:31 5月6日 0:31
2007年 5月5日 21:20 5月6日 6:20
2008年 5月5日 3:03 5月5日 12:03
2009年 5月5日 8:51 5月5日 17:51
2010年 5月5日 14:44 5月5日 23:44
2011年 5月5日 20:23 5月6日 5:23
2012年 5月5日 2:20 5月5日 11:20
2013年 5月5日 8:18 5月5日 17:18
2014年 5月5日 13:59 5月5日 22:59
2015年 5月5日 19:53 5月6日 4:53
2016年 5月5日 1:42 5月5日 10:42
2017年 5月5日 7:31 5月5日 16:31
2018年 5月5日 13:25 5月5日 22:25
2019年 5月5日 19:03 5月6日 4:03
2020年 5月5日 0:51 5月5日 9:51
2021年 5月5日 6:47 5月5日 15:47
2022年 5月5日 12:26 5月5日 21:26
2023年 5月5日 18:18 5月6日 3:18
2024年 5月5日 0:10 5月5日 9:10
2025年 5月5日 5:57 5月5日 14:57
2026年 5月5日 11:48 5月5日 20:48
2027年 5月5日 17:25 5月6日 2:25
2028年 5月4日 23:11 5月5日 8:11
2029年 5月5日 5:07 5月5日 14:07
2030年 5月5日 10:45 5月5日 19:45
2031年 5月5日 16:34 5月6日 1:34
2032年 5月4日 22:25 5月5日 7:25
2033年 5月5日 4:13 5月5日 13:13
2034年 5月5日 10:08 5月5日 19:08
2035年 5月5日 15:54 5月6日 0:54
2036年 5月4日 21:48 5月5日 6:48
2037年 5月5日 3:48 5月5日 12:48
2038年 5月5日 9:30 5月5日 18:30
2039年 5月5日 15:17 5月6日 0:17
2040年 5月4日 21:08 5月5日 6:08
2041年 5月5日 2:53 5月5日 11:53
2042年 5月5日 8:41 5月5日 17:41
2043年 5月5日 14:21 5月5日 23:21
2044年 5月4日 20:04 5月5日 5:04
2045年 5月5日 1:58 5月5日 10:58
2046年 5月5日 7:39 5月5日 16:39
2047年 5月5日 13:27 5月5日 22:27
2048年 5月4日 19:23 5月5日 4:23
2049年 5月5日 1:11 5月5日 10:11
2050年 5月5日 7:00 5月5日 16:00

上記のように立夏の時間は決まっているものの、他の天体の影響を受けてごく僅かにズレることもあります。そのため、毎年2月1日に国立天文台が翌年度の春分の日付や二十四節気、立夏の日付を発表しています。

暦・二十四節気における立夏

天文学的な立夏は瞬間ですが暦や二十四節気における「立夏」は1日もしくは、特定の期間のことを指しています。

  • 2021年は5月5日から5月20日
  • 2022年は5月5日から5月20日
  • 2023年は5月6日から5月20日
  • 2024年は5月5日から5月19日
  • 2025年は5月5日から5月20日

天文学的な立夏の時から黄道の角度で15度太陽が移動した時が「小満」になるため、その前日までの期間を立夏としている訳です。

月・季節としての立夏

立夏は4月節とも言われます。

二十四節気は1つが概ね15日間で2つ合わせると約30日になり、2つの組み合わせで月を表すようことがあり、二十四節気で決める月を1月節、2月節というように「節月」と言います。

主に暦注(暦に記載される日時・方位などの吉凶、その日の運勢などのこと)で今でも使うことがあります。

立夏としての行事

立夏は5月上旬から5月中旬の期間で、立夏・二十四節気としての行事・雑節はありません。

ただ日本冷凍空調工業会では「立夏の日」を「エアコンの日」、日本洋傘振興協議会では「立夏の日」を「パラソルの日」と設定しています。

エアコンを買う予定のある人は「立夏」はエアコンの日だな~と思い出して、早めに注文しておくと、本当に暑くなる前にはエアコンの設置が終わっているので、おすすめです。

立夏に関すること

立夏に関するさまざまなことを追加していきます。

立夏の季節性

日本は四季のある国ですが、北日本だと5月上旬から中旬だとまだ春というイメージが強いと思います。特に北東北や北海道では桜の季節に重なることもあり、まだまだ春というイメージが強いでしょう。

そもそも二十四節気が登場した中国の内陸部の様子を伝えている言葉なので、日本の気候とは一致しないことが多くなっています。

ただ関東より西だとゴールデン・ウィークくらいから真夏日になることもあり、とっくに陽気としては夏だよ!と思うかもしれませんね。

立夏の七十二候

二十四節気の1つを更に3つに分けている七十二候

立夏の七十二候は下記のものです。

蛙やミミズ、竹の子と初夏を感じさせるものが並んでいます。

立夏に関するリンク

 

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