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船祝い・船おろし

正月・元日

毎年1月2日から1月4日くらいの間に全国の漁港で「船祝い」「船おろし」と呼ばれる行事が行われます。

船祝い・船おろしについて

全国の漁港で行われる「船祝い」「船おろし」について紹介します。

船祝い・船おろしとは

船祝い・船おろしとは

「船祝い」もしくは「船おろし」とは、新年になって初めての船出の前の儀式のことです。昨年の漁を無事に終えられたことを感謝し、新年も事故なく安全に出港し豊漁を祈って「船霊(ふなたま)様」という船の神様に祈る儀式です。

大漁旗に彩られた漁船が並び、漁船から「お餅」や「みかん」、「お菓子」「小銭(おひねり)」などを訪れた人に振る舞います。

漁港や漁協の前で神前の儀式を行い、少し高いところから「お餅」や「みかん」、「お菓子」「小銭」などを訪れた人に振る舞うこともあります。

地域によっては振る舞いは行わず、宴会のような感じだけで行われる場合もあります。

また漁船の乗組員の契約あらための日や、漁業上の役目の交代日となっているところもあり、漁港・漁船・漁港関係者の中では1年で大切な日になっていることもあります。

漁港のある地域の神社の神職の方が訪れてきちんとした神事として執り行われる地域もあります。

船祝い・船おろしが行われる時期

船祝い・船おろしの様子

地域の漁協・漁港によって異なりますが、概ね1月2日から1月4日に行われることが多くなっています。

時間は出港する明け方の4時頃から10時くらいまでと地域の漁協・漁港によって異なります。

またそのまま初漁に出かける場合もあれば行事だけ行い、終了する場合もあります。

なお旧暦の1月1日に因んで旧暦の1月1日頃(1月下旬から2月上旬)に行う地域もあります。

神奈川県鎌倉市では3つの漁港のうち2つが1月2日、1つが1月4日に行われています。

船祝い・船おろしの読み方や他の言い方

船祝い・船おろしの様子

「船祝い」は「ふないわい」、「船おろし」は「ふなおろし」と読みます。

また他の言い方としては「乗り初め」「乗り出し」「起舟(きしゅう)」「船霊節供(ふなだませっく)」と言われることもあります。

船祝い・船おろしの様子

神奈川県鎌倉市の「船おろし」の様子を紹介します。

船祝い・船おろしの様子

神奈川県鎌倉市の「船おろし」は、1月2日に行われます。

地元の方はもちろん、初詣や観光に来た人も混ざって多くの人が参加しています。

鎌倉市ではみかんをメインに振る舞いますが、これはみかんの黄色を黄金色に見立てており黄金がまた1年間の漁によって返ってくるようにとの願いがあるからと言われています。

船祝い・船おろしの様子

大漁旗に飾られた船の上からみかんやお菓子、おひねりなどを投げてまさに奪い合いの様子ですが、小さい子や年配の方には船のすぐ近くで配っているので何ももらえないということはなかったように見えました。

船祝い・船おろしの様子

1月の鎌倉は晴れている日が多く、天候に恵まれれば材木座海岸と呼ばれるところで行われる「船おろし」は美しい海と富士山を見ながら楽しむことが出来ます。

以上、船祝い・船おろしについてでした。

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